nVIDIAのティアリング防止

Debianで動画再生をする時に何となく線のようなモノが見えてちらつくような現象が発生する事があります。ティアリングとか言うらしいのですが、nVIDIAの場合、/etc/X11/xorg.confに下記のように記述すれば解消できました。

Section "Screen"
    Identifier     "Screen0"
    Device         "Device0"
    Monitor        "Monitor0"
    DefaultDepth    24
    SubSection     "Display"
        Depth       24
    EndSubSection
+   Option         "metamodes" "nvidia-auto-select +0+0 { ForceFullCompositionPipeline = On }"
+   Option         "AllowIndirectGLXProtocol" "off"
+   Option         "TripleBuffer" "on"
EndSection

詳しくはArchのドキュメントあたりに結構色々書いてある気がします。

XFce4のボリューム調整のとき通知とかぶる

XFce4でボリュームを調整しようとすると通知のボリュームと表示がかぶってしまい、うまく調整できません。パネルのボリュームボタンの位置を右上じゃない場所にすれば回避できるのですが、自分の場合右上にないと落ち着かないので回避方法がないか調べてみました。

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デスクトップのもっさり感の原因はグラボだった

私の環境(Debian)ではVLCなどの再生ソフトで動画を再生しながら作業をするとウィンドウの移動やサイズ変更が異様に重くなる事が多いのですが、CPUの負荷は全然なく、なぜ重いのか不思議でした。ある日ひょっとしてグラボかも?と思い、nVIDIA settingsを開いてみたらビンゴでした。GPU UtilizationつまりGPUの使用率が90% を超えています。

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eth0の名前を変更する

Linuxをインストールするとイーサネットデバイスはeth0やeth1などのように認識された順にデバイス名が付いて行く事が多いです。最近ではBSDっぽくenp0s0みたいな名前もちらほら見ますが、これだと何のポートだかわかりにくい事が時々あります。そんな時にデバイス名を覚えやすくわかりやすい名前にしておくと便利です。

ここではUbuntu 16.04 LTSでの設定方法を見ていきましょう。

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MediatombをDebian jessieでコンパイルするとエラーに

Debian 8.0 jessieでMediaTombをコンパイルするとうまくコンパイルができない。割とありがちなgccの絡みらしい。とりあえずぐぐった事をベースにパッチを書く。

../src/zmm/object.h:51:39: error: expected ‘)’ before ‘size’
static void* operator new (size_t size);
^
Makefile:1394: recipe for target 'libmediatomb_a-autoscan.o' failed
make[2]: *** [libmediatomb_a-autoscan.o] Error 1
make[2]: Leaving directory '/usr/local/src/mediatomb-0.12.1/build'
Makefile:434: recipe for target 'all-recursive' failed
make[1]: *** [all-recursive] Error 1
make[1]: Leaving directory '/usr/local/src/mediatomb-0.12.1'
Makefile:360: recipe for target 'all' failed
make: *** [all] Error 2
../src/hash/dbo_hash.h:139:26: note: use ‘this->search’ instead
Makefile:1408: recipe for target 'libmediatomb_a-autoscan_inotify.o' failed
make[2]: *** [libmediatomb_a-autoscan_inotify.o] Error 1
make[2]: Leaving directory '/usr/local/src/mediatomb-0.12.1/build'
Makefile:434: recipe for target 'all-recursive' failed
make[1]: *** [all-recursive] Error 1
make[1]: Leaving directory '/usr/local/src/mediatomb-0.12.1'
Makefile:360: recipe for target 'all' failed
make: *** [all] Error 2

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mmsで配信されている動画のdump

VLCを利用してmms://で配信されている動画をVLCを使ってdumpしファイル化する事ができます。またVLCのオプションを指定する事でCLIのみで操作する事も可能ですのでデバッグ用にバッチ化して使うとだいぶ楽ができます。そのコマンドは下記の通りです。

 

vlc -I dummy -v --demux demuxdump --demuxdump-file "dump.wmv" \
http://xxx.xxx.xxx.jp:1755/test.wmv vlc://quit

注意が必要なのはコマンドの最後にvlc://quitを加える事です。これを加えないと100%完了した後、また0%に戻る再びdumpを開始し、無限ループになってしまいます。負荷テスト等ではむしろこの方がいい場合もあるのですが、留意しておかないと思わぬ失敗の原因になりそうです。

fail2banがBanしなくなった

ある日メールボックスを開くととあるサーバーのfail2banからBanしたという通知メールが頻繁に届いていました。どこからか攻撃されているのだと思ったのですが、その本文を見ていくと、なぜか同じIPから立て続けに不正アクセスが来ていました。fail2banの設定では10分以内に5回以上ログインに失敗すると24時間iptablesによりブロックするよう定義していたはずでした。これはおかしいと思いサーバーへログインし、sylogをチェックすると、下記のようなログが残されていました。

ERROR iptables -w -N f2b-HTTP#012iptables -w -A f2b-HTTP -j RETURN#012iptables -w -I INPUT -p tcp -m multiport --dports 80,443 -j f2b-HTTP -- returned

どうやらiptablesにより正しくブロックされていないようでした。このログを見るとiptablesに-wというオプションを渡しています。私のしる限りこのオプションは見たことがなかったのでmanコマンドで調べて見ました。するとそこには-wオプションについて何も記載がありません。インターネットで検索して調べてみると、どうやら最近実装された新しいオプションのようです。CentOS6.7の最新のiptablesのバージョンはこの時点で1.4.7でした。

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AtermWG600HPの導入

私は現在一戸建ての家に住んでおり、2階の自室でデスクトップPCをメインに利用しています。また、ルーターや無線AP等のネットワーク機器は光回線の引き込み線や速度が必要なテレビ等が設置されている事もあり1階に設置されています。1階と2階の間に有線LANは引いておらず、10年以上前から無線LANで接続していました。自室は家のなかでも一番端っこにあり、特に電波の状態が悪く、無線LAN導入当初は最大で1Mbps出る程度の速度しかありませんでした。ただ、当時はYahooBB 8M契約だったためさほど気になりませんでした。

その後何度かの機器の入れ替えが行われましたが、現在は下記の構成で落ち着いています。

old_network

旧無線ネットワーク構成

デスクトップPCは無線LANアダプタを取り付けておらず、10年前のイーサネットコンバータを利用して接続しています。無線APは比較的新しく11bgnに対応しています。ただし、5GHzには対応していないので電子レンジの干渉を大きく受けてしまいます。Webを見る程度なら大きなストレスは感じませんが、最近1階にファイルサーバーを設置した為、特にWindowsファイル共有(Samba)でのレスポンスが悪く、何らか改善をしたいと考えていました。

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