ケーブルテレビ(CATV)と通常のアンテナの混合がなかなかうまく行かないという話をちらほら聞きます。
その理由の大半はテレビでは全く反応すらしないセットボックス用の信号です。
▲CATVの信号レベル
JCOM東関東では実際にデジタルテレビで視聴できるチャンネルは13ch~15ch、18ch~27chのみで、それ以外は空きのチャンネルという事になります。しかし実際LCT2のように電界強度を測れる機械を使ってみてみると、実際に空いているのはほんのわずかなチャンネルだけという事がわかります。
例えばJCOM東関東ではテレ玉の再送信を行っていないのでテレ玉だけ別にアンテナを立てて混合させようとすると、先ほどの動画の通りテレ玉の32chは既にセットボックス用で割り当たっており、単純にアンテナを立てて一般的な混合器で混合すると干渉してしまいうまく受信する事ができません。
その為、CATVとアンテナを混合する時は特定地域用混合器をうまく使い、CATVの余分なチャンネルをカットする工夫が必要になります。
JCOM東関東の場合、地デジパススルーのchが13ch~27chの範囲の為、これにテレ玉や千葉テレビを混合する場合、マスプロの関東地区用混合器(28,30)が丁度良い感じになります。その他場所にもよりますが関東のJCOM系はだいたい同じchで再送信しているらしいので大抵の場合この混合器で良いみたいです。(ただしコミュニティーチャンネルが30以上のchを使っている場合あり)
ただし、tvkや群馬テレビはチャンネルがそれぞれ18ch,19chでJCOMのパススルーと同一chになり混合は周波数変換機を使わない限り不可能です。