今となっては骨董品レベルのFMV C/40L(’99発売)にFreeBSD10.0をインストールしたのでその時のメモ。
まずハードウェアを部屋に転がっているパーツを使いアップグレード。
CPU Celeron400MHz → Celeron 533MHz
PentiumIII Coppermineは動かず。
Socket370。この機種はPentiumIII 450MHz、500MHz版もあるけど、これらの機種はSlot1っぽい。その為Celeron以外の選択肢は無い模様。
Mem 64MB → 512MB
メモリが512Mも認識されるのは意外だった。BIOSもそれをちゃんと認識しています。
好き嫌いが激しくMicronやhynixのチップがやっと認識
HDD 富士通製 20GB
開けた時既にアップグレードされていた。BIOSも正しく容量を認識。ATA66なので凄まじく遅い気がする。
グラフィックはオンボードのまま。
手元にあったRadeon 5450のPCI版?は認識せず。これを刺して起動するとCPUファンが回転すらせず、沈黙する。その他S3 ViRGE/DXは動作したものの、カードの端がHDDに干渉してしまい、物理的に取付不可能。拡張スロットはPCIのみな上にカードの長さがほぼスロットと同じぐらいのサイズじゃないと入らないので選択肢は限られそう。
ハード構成のアップグレードが終わったらFreeBSDを早速インストール。この機種はCDブートが可能なのでCD版のディスクをセットし、起動しようとするが、一番最初のKernelの読み込みがうまく行かず、フリーズしてしまう。ACPIをオフにしたり、SafeModeをオンにしたりもしてみるが、そもそもKernelを読み込めない時点でダメそう。最終手段として他のPCでインストールしたHDDを取り付ける事にしました。
その結果、無事FreeBSDが起動。NICは手元に蟹の100Mと3Comがあったので、最初3Comをセットして起動してみましたが、どうも3Comはドライバを持っていないらしく、とりあえず蟹でネットワークに接続。付属のディスプレイが1024×768の解像度なんで、vidcontrolで1024×768に設定してコンソールで色々頑張る。若干もたつく物の普通に使える。
せっかくだからX Window Systemも動かしたいなと思ってXをpkgコマンドでインストールしてみたものの、xinitを実行するとOSごと落ちる…。ちなみにATI RAGEのオンボード版が入っている模様。結局Xorg -configureでxorg.confを生成してグラボのドライバをvesaにして起動させた。ati、muchドライバはなんだかうまく行かない…。
Xはlesstifのmwmでしばらく使っていたのですが、多少もたつくもののテキストベースなアプリケーションならそれなりに使えるかな?ぐらいの印象。firefoxみたいな重いツールは実用にならないので、プログラミングのお勉強用にはちょうどいいかなぁ。