VAIO Z70BにDebianをインストールした時のメモ

時代遅れなVAIOで最新のUbuntuを動かすにはスペックが足りないと感じていたので、いっそもう少し軽いものを入れてみようと思い、悩んだ末Debianをインストールしてみる事にしました。デスクトップ環境にGNOMEを選択するとUbuntuと大差はないのでウィンドウマネージャーにIceWMを採用しました。ディスプレイマネージャーも設定がシンプルなxdmを選択。インストールした時の手順を後々再利用する目的でメモ程度に残しておきます。

debian

DebianをインストールしたVGN-Z70B

パッケージのインストール
Debianの最小インストールを行い、そのあと必要なソフトウェアを一気にインストールします。今回はブラウザ、Officeツール、R、GIMP、その他もろもろが欲しいかなと思ったのでそれらをインストール。


apt-get install xserver-xorg-core xserver-xorg-dev twm xdm xfe wmaker vtwm icewm \
iceweasel xinit fonts-vlgothic ttf-kochi-mincho ttf-kochi-gothic ntpdate uim-mozc \
mozc-server mozc-data mozc-utils-gui uim-common uim-gtk3 aumix-gtk alsa-oss imagemagick \
libreoffice-l10n-ja libreoffice-writer libreoffice-math libreoffice-impress libreoffice-calc \
libreoffice-base gimp r-base sudo r-base-html gnuplot mp3blaster x11-apps gcalctool \
curl telnet eog smbclient cifs-utils fbterm imagemagick icedove

バックライトの輝度調整
バックライトの輝度調整を有効にします。最近の機種はバックライトの輝度調整はソフトウェアで行なっています。このVAIOの場合、/sys/class/backlight/intel_backlight/brightnessをいじることで輝度調整ができますが、ファンクションキーには割当たっていない上にそれを調整するソフトウェアやスクリプトも存在しません。そこで簡単に輝度調整をするスクリプトを書いてやります。私が書いたスクリプトは若干不完全なところがありますが、ここに残しておきます。(くれぐれも自己責任でお願いします。)

brightness.sh.gz

このスクリプトを適当な場所(例えば/usr/local/sbin)あたりに解凍してください。このツールは引数にupを指定すると輝度を上げ、downの引数を指定すると輝度を下げるという単純な操作で輝度調整ができます。


# 輝度を上げる
/usr/local/sbin/brightness.sh up

# 輝度を下げる
/usr/local/sbin/brightness.sh down

輝度調整をする度にいちいちコマンドを叩くのも面倒なので、IceWMのショートカットキーの機能に設定してやります。

# cat ~/.icewm/keys

key "XF86MonBrightnessUp" /usr/local/sbin/brightness.sh up
key "XF86MonBrightnessDown" /usr/local/sbin/brightness.sh down

また、輝度調整のファイル/sys/class/backlight/intel_backlight/brightnessは一般ユーザーから読み書きできる必要がありますので、パーミッションを変更することを忘れないでください。


chmod 666 /sys/class/backlight/intel_backlight/brightness

再起動した時にパーミッションが戻らないように/etc/rc.localにも記述しておきましょう。
記述が完了したらIceWMを再起動します。これで従来のキーを利用して輝度調整が可能になります。

音量調整
音量調整です。音量調整は元々ツールが用意されていますので、それをショートカットキーとして割り当てるだけです。先ほどと同じく~/.icewm/keysに下記を追加します。

amixerコマンドを引数なしで実行するとコントロールが一覧されます。今回はMasterを指定しました。


# cat ~/.icewm/keys

key "XF86AudioLowerVolume" amixer set Master 1- unmute
key "XF86AudioRaiseVolume" amixer set Master 1+ unmute
key "XF86AudioMute" amixer set Master mute

Mozc-UIMによる日本語入力
次は日本語入力です。最初のインストールでMozc-UIMをインストールしてありますので、.xsessionに次を追記するだけです。


# cat ~/.Xsession

xport XMODIFIERS=@im=uim
export GTK_IM_MODULE=uim
export ja_JP.UTF-8
uim-toolbar-gtk3 &
uim-xim --engine=mozc &

ちなみにXMODIFIERSを指定しないとLibOで日本語入力できないなどの不具合がありました。また、最初設定した時にはうまく日本語が機能しなかったのですが、uim-pref-gtk3を起動してMozc key bindingsの設定で切り替えキーをCtrl+Spaceに編集したところなぜか正常作動するようになりました。

ランチャーメニューの設定
右クリックした時やWindowsで言うスタートボタンに該当するボタンにあるプログラムの編集は~/.icewm/menuで行います。私の場合、下記のようになりました。

prog xterm xterm xterm
prog xfe xfe xfe
prog nautilus nautilus nautilus
prog iceweasel iceweasel iceweasel
prog R R xterm R
prog Writter Writter libreoffice --writer
prog Calc Calc libreoffice --calc
prog Impress Impress libreoffice --impress
prog Draw Draw libreoffice --draw
prog Gimp gimp gimp
separator
menuprog Gnome folder icewm-menu-gnome1 --list
menuprog Gnome folder icewm-menu-gnome2 --list
menuprog KDE folder icewm-menu-gnome --list /usr/share/applnk/
menufile Programs folder programs
menufile Tool_bar folder toolbar

時計の書式を指定
右下に出ている時計の書式を 13:05 06/09 Monという形式に変更しました。この変更は~/.icewm/preferencesでできました。


TimeFormat="%H:%M %m/%d %a"

背景を変更する
色々な方法があるようですが、私はImageMagickをXsessionに記述することにしました。

# cat ~/.Xsession
display -window root ~/wall/debian64_1360.png

以上で私が設定したひと通りの内容になります。現時点でタイトルバーに日本語が表示されない等の不具合もありますが、とりあえず実用に耐えるレベルにはなりました。